X to Earn(X2E)とは?わかりやすく解説します
お金の稼ぎ方には様々な方法がありますが、ここ数年人気とともに注目されてきたのが、You Tubeなどの情報発信です。
仮想通貨(暗号資産)の投資も、ただコインに投資するだけでなく、ブロックチェーン技術の普及に伴い、あらゆる物が価値を持つようになったことで、「ゲームをするだけで稼げる」「移動するだけでお金を稼げる」というようなことが出来るようになってきました。
今回は、仮想通貨(暗号資産)の新しい稼ぎ方、「X to Earn(X2E)」について解説していきたいと思います。
X to Earnとは
X to Earn(X2E)とは、X to Earn(〇〇をして稼ぐ)という意味を指します。
Xの中には、Play(遊ぶ)・Move(動く)・Search(検索する)・Sleep(眠る)・Learn(学ぶ)など多くの種類があります。
どれも日常生活に関わる動詞ですので、無理せずに稼げるというのがポイントです。
X to Earn(X2E)はなぜ稼げるのか?
X to Earn(X2E)が稼げる理由を挙げていきます。
仮想通貨(暗号資産)やNFTの購入費がユーザーに分配される
X to Earn(X2E)を始めるときは、入会金に相当する資金を入金します。
これは、トークンやNFTを購入する形で入金するのが一般的です。
購入されたトークンやNFTは、既存ユーザーのX(動作)に対して再分配されます。
そして、X(動作)の結果や参加の度合いよって多く分配されます。
また、購入したトークンやNFTの価値が上昇すると、より効率よく稼げるようになります。
トークンやNFTの価値は需要に応じて上がるので、ユーザーの多いX to Earn(X2E)は稼ぎやすくなります。
プレイヤーの課金がユーザーに分配される
X to Earn(X2E)では、利用中に課金が必要になることがあります。
この際の課金も、既存ユーザーへの再分配の原資となります。
つまり、新規ユーザーが増えなくても、既存ユーザーがX(動作)を続ける限り、資金はストックされて再分配も継続されて行われるというわけです。
X to Earn(X2E)の種類
X to Earn(X2E)の種類と実例を挙げていきます。
Play to Earn(遊んで稼ぐ)
Play to Earnとは、「GameFi(ゲームファイ)」とも呼ばれています。
GameFiは、ゲーム+ファイナンスの造語で、ゲームをプレイして金融商品を取得する稼ぎ方です。
X to Earn(X2E)の中でも比較的歴史が古く、種類も多いのがP2E(Play to Earn)です。
専用のサイトやアプリでゲームを遊び、条件をクリアしたり、ゲーム内で獲得した得点が上位にランキングされることでトークンを稼ぐ仕組みになっています。
また、ゲーム内で利用できるNFT化されたアイテムや育てたキャラクターを売買することでも、稼げます。
NFTゲームでは、レアなアイテムであっても運営会社は途中からアイテムの発行数を増やせません。
そのため、レアなアイテムはレアなままで取引が行われるため、価格が上昇しやすい特徴があります。
Move to Earn(動いて稼ぐ)
身体を動かすことで報酬を得るのがM2E(Move to Earn)です。
単に移動するだけでなく、歩く・走る・自転車をこぐなどの種類があります。
基本的には誰かと競争するわけではなく、自分のペースで身体を動かして、稼いでいきますが、ランキング上位ですと報酬が多く得られたり、アイテムをもらえたりすることもあります。
日常的に運動することで、健康管理も合わせた一石二鳥の方法と言えるでしょう。
Learn to Earn(学んで稼ぐ)
学ぶことで報酬を得られるのがL2E(Learn to Earn)です。
今までのお金を支払って学ぶという考え方を、大きく変化させました。
L2E(Learn to Earn)が生まれた背景には、ブロックチェーンのエンジニアが不足しているという問題があります。
優秀なエンジニアを育てるために、L2E(Learn to Earn)のサービスへ投資をしているということです。
利用するユーザーは金銭的負担がなく最新の技術を学べ、企業も優秀なエンジニアを優先的に採用できるメリットがあります。
Learn to Earnでは学習記録をブロックチェーンに記録しており、講習などの参加記録が履歴書代わりにもなります。
採用する企業側も、このの履歴を確認することで技術が分かるので、必要な人材をピンポイントサーチで獲得しやすくなります。
Search to Earn(検索して稼ぐ)
検索して稼げるのが、Search to Earnです。
おそらくX to Earn(X2E)の中でもかなり簡単な稼ぎ方がでしょう。
「Brave」というブラウザが有名で、ブラウザ内の広告を見ることで、Braveでは広告費の約7割がユーザーに分配される仕組みになっています。
Sleep to Earn(眠って稼ぐ)
眠ることで報酬を得られるのがS2E(Sleep to Earn)です。
専用のアプリを使用して眠ると睡眠時間や眠りの深さといったものが睡眠の質としてスコア化されて、トークン等が受け取れます。
睡眠を意識することで、M2E(Move to Earn)と同じく健康管理も併せて出来ます。
また、簡単なSearch to Earnよりもさらに楽で寝るだけで良いので、一番簡単な稼ぎ方と言えるでしょう。
X to Earn(X2E)の今後
上記で挙げた以外にも、Listen to Earn(音楽を聴いて稼ぐ)・Read to Earn(読書をして稼ぐ)・Watch to Earn(映像を見て稼ぐ)・Muscle to Earn(鍛えて稼ぐ)・Camp to Earn(キャンプして稼ぐ)など、様々な分野でサービスが広がっています。
スタートアップ企業だけでなく、大企業も参入を表明しており、さらに開発が進んでいくことは間違いないでしょう。