仮想通貨(暗号資産)ジェミニドル(GUSD)の特徴

仮想通貨(暗号資産)ジェミニドル(GUSD)の特徴

ステーブルコインの種類は数多く存在しますが、仮想通貨(暗号資産)の取引所が発行しているものもあります。

それが、「ジェミニドル(GUSD)」です。

今回は、この「ジェミニドル(GUSD)」について解説していきたいと思います。

ジェミニドル(GUSD)のアウトライン

発行上限約8500万枚
特徴取引所ジェミニのステーブルコイン
発行開始2018年9月
コンセンサスアルゴリズムプルーフ・オブ・ワーク

ジェミニドル(GUSD)は、世界で仮想通貨(暗号資産)の保有数がトップレベルと言われるウィンクルボス兄弟が、運営している仮想通貨(暗号資産)取引所のジェミニ(Gemini)で発行されている仮想通貨(暗号資産)です。

ERC-20トークンのステーブルコインになります。

ジェミニドル(GUSD)の特徴

ジェミニドルの特徴について挙げていきます。

ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から認可を受けている

ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)によって、世界で初めて認可されたステーブルコインになります。

NYDFSによって、消費者保護やマネーロンダリング対策がなされているか等の複数の要件を満たして認可を得ています。

万が一、ジェミニドルが違法行為に使われた場合にはNYDFSに没収されることになります。

連邦預金保険公社(FDIC)からの適格資格を持っている

ステーブルコインの問題点の1つに、裏付けとなる資金を本当に持っているかどうかという点があります。

ジェミニドルは裏付けとなる米ドルを銀行で保管し、一定の限度内で預金保険を受けることが出来ます。

保険の対象になれたという事は、ジェミニドルの購入や保管において、安全な取引所・保管期間であると証明されたということになります。

ジェミニドル(GUSD)の今後

ジェミニドルの将来性について挙げておきたいと思います。

ERC20トークンで保管や送金が簡単

ジェミニドルは、ERC-20トークンとして発行されているので、ERC-20トークンに対応しているウォレットで保管出来て、簡単に送金ができます。

有名どこのウォレットで保管出来るので、利便性はかなりあると言えます。

中央集権的であることが不安要素

NYDFSから認可、FDICから適応資格は持っているものの、ホワイトペーパーによると、予期せぬ事態が発生した場合に対応するために、トークンの送金を一時停止・ブロック・復元をする事が出来ると記載してあります。

しかも48時間ごとに管理者によってコインに変更を加えることができるという機能も備えられています。

これは、ブロックチェーンの本来の特徴である分散性ではないので、中央集権的と言えます。