仮想通貨(暗号資産)ビットダオ(BitDAO/BIT)の特徴

仮想通貨(暗号資産)ビットダオ(BitDAO/BIT)の特徴

「ビットダオ(BitDAO/BIT)」は、DeFi分野のプロジェクトに支援を行う分散型の組織です。

有望なDeFiプロジェクトを選定して、出資や流動性を供給するサポートを行っていくと言えばわかりやすいでしょう。

今回は、この注目度が高い「ビットダオ(BitDAO/BIT)」について解説していきたいと思います。

ビットダオ(BitDAO/BIT)のアウトライン

発行上限100億枚
特徴DAOプロジェクトのガバナンストークン
発行開始2021年8月

ビットダオは、新たなDeFiプロジェクトへの出資を目的として立ち上げられたDAOプロジェクトです。

世界的に有名な、仮想通貨(暗号資産)取引所の「Bybit」が主導しており、現在も大きな注目を集めています。

「Bybit」がメインで立ち上がったプロジェクトですが、名前にDAOの名が付くとおり、DAOとして運営されており、プロジェクトの方向性などは、ガバナンス投票によって決定されています。

ビットダオ(BitDAO/BIT)の特徴

ビットダオの特徴を挙げていきます。

DAOのプロジェクトである

DAOのプロジェクトというのは、世界的に見ても珍しいものです。

DAOの特徴は低コストでの運営と取引スピードが高く公平性の高い特徴があります。

意志決定はDAOの参加者によって行われており、ビットダオの場合、出資するプロジェクトの決定をDAOの参加者で行っています。

DeFi分野のプロジェクトに支援

ビットダオは、新興勢力のDeFiプロジェクトへのサポートを行っています。

ビットダオに集められた資金を、有望なDeFiプロジェクトに出資し、プロジェクトの発展を促すサポートです。

さらに、支援したプロジェクトが大きく成長すれば、ビットダオの保有資産が増加します。

その結果、BITトークンの価格上昇や、ビットダオへの出資に対する報酬を得るなどメリットがあります。

また、「Bybit」は、売上からビットダオに資金を定期的に追加することを発表しているため、出資先の増加やビットダオ自体の成長が期待されています。

ガバナンストークンのBITの発行

BITトークンは、イーサリアム基盤上に構築されたERC-20トークンです。

BITトークン保有者は誰でもパートナーシップとアップグレードを提案でき、BITトークン保有者はこれらの提案を承認するか拒否するかについて投票します。

保有量に応じて利益の分配も受けられ、出資がうまくいけば、BITトークンの価格が上昇するため、大きなリターンを期待できます。

ビットダオ(BitDAO/BIT)の今後

ビットダオの将来性について挙げておきたいと思います。

提携企業の増加

ビットダオは、すでに著名な企業や投資家から出資されています。

PayPalの創始者のピーター・ティール、有名なファンドの「パンテラ・キャピタル」、投資会社の「ドラゴンフライ・キャピタル」などなどです。

プライベートセールでは、集めた資金は2億3000万ドルですので、超大成功と言えるでしょう。20以上のパートナーから資金調達出来ています。

今後も提携企業は増えると思われ、DeFi分野の発展が見込まれると予想されています。

他のDAOプロジェクトとの比較

仮想通貨(暗号資産)のDAOのトップランナーといえば、「MakerDAO」でしょう。

ビットダオと同じく自律分散型の組織によって運営されており、既存の金融サービスに代わることを目標しています。

「MakerDAO」は仮想通貨(暗号資産)を担保にした米ドル連携型ステーブルコインの「DAI」の発行なども行っており、サービスの質は今のところは、「MakerDAO」の方軍配が上がります。

今後はビットダオがどのような発展を続けるかに注目されるところです。