仮想通貨(暗号資産)トゥルーユーエスディー(TUSD)の特徴

仮想通貨(暗号資産)トゥルーユーエスディー(TUSD)の特徴

「トゥルーユーエスディー(TUSD)」は、米ドルに連動するように価格が自動的に調整される「ドルペッグ制」を導入している仮想通貨(暗号資産)です。

複数の信託会社によって運営される中央集権型の暗号資産であり、価格変動が極限されるように設計されているのが特徴です。

今回は、この「トゥルーユーエスディー(TUSD)」について解説していきたいと思います。

トゥルーユーエスディー(TUSD)のアウトライン

特徴法定通貨担保型のステーブルコイン
発行開始2018年3月

トゥルーユーエスディー(TUSD)はステーブルコインの一つです。

レートは1USD=1TUSDとなるようにレートが固定されています。

一定の価値を保つだけでなく、送金速度が早く手数料も安いという特徴もあります。

法定通貨と仮想通貨(暗号資産)両方のメリットを持ち合わせています。

トゥルーユーエスディー(TUSD)の特徴

TUSDの特徴について挙げていきます。

法定通貨担保型のステーブルコイン

TUSDは、法定通貨担保型のステーブルコインです。

これは、法定通貨を担保に発行されるステーブルコインということです。

TUSDの場合は、米ドルを担保に発行されるのが特徴で、預けられた米ドルと同価値のTUSDしか発行されないということです。

これにより、TUSDと米ドルの価値は基本的に1:1。つまり、1USD=1TUSDとなるように固定されています。

法定通貨担保型のステーブルコインは、無担保型(アルゴリズム型)や仮想通貨担保型と比べて価格が安定しやすいのもポイントです。

仮想通貨(暗号資産)は基本的に値動きが激しい通貨がほとんどですので、TUSDは決算通貨の1つとしても期待されています。

透明性が高く信頼できるペッグ通貨

TUSDは、複数の信託会社によって管理されているので、そのうちの1社が破綻したとしても、残りの企業によって運営が引き継がれます。

これにより、通貨の価値がそのまま継続される点がTUSDの強みです。

また、TUSDと同等となる米ドルの引き換えは、銀行などのパートナーシップを通じて維持されています。

そのため、口座の入出金額も第三者の立場である監査人によって、チェックを受けているのも特徴です。

トゥルーユーエスディー(TUSD)の今後

TUSDの将来性について挙げておきたいと思います。

アバランチでのエコシステムとサービスを提供

アバランチは、次世代のDeFiプラットフォームを構築するプロジェクトです。

着実に利用者を増やしているプラットフォームで、その処理速度は、クレジットカードのVISAの決済システムに匹敵すると言われています。

高速処理による送金と低手数料により、利便性の向上が図られました。

Signature Bankとパートナーシップを締結

Signature Bankは個人企業向けの金融サービスで、シェアの拡大をしている商業銀行です。

パートナーシップの締結により、Signature Bankが提供するSignetというデジタル決済サービスのプラットフォームとTrueUSDが統合されました。

商用クライアント向けに展開される決済サービスにブロックチェーンを活用することで、即時決済を24時間365日可能にしている他、デジタル資産分野での強みを伸ばしています。