仮想通貨(暗号資産)アイオーエスティー(IOST)の特徴

仮想通貨(暗号資産)アイオーエスティー(IOST)の特徴

「アイオーエスティー(IOST)」は、有名なユーチューバーが資産を億に増やしたことで有名になった仮想通貨(暗号資産)です。

多くの人がブロックチェーンのネットワークに参加しやすい環境を提供し、さらに高速で取引処理を行えます。

今回は、この「アイオーエスティー(IOST)」について解説していきたいと思います。

アイオーエスティー(IOST)のアウトライン

発行上限900億枚
特徴PoBによるセキュリティーと高速処理
発行開始2019年2月
コンセンサスアルゴリズムプルーフ・オブ・ビリーバビリティー

アイオーエスティーは、「PoB(Proof of Bilievability)」というアルゴリズムを導入しています。

「PoB」により、高いセキュリティーと高速な処理速度が可能になっています。

また、「DeFi(分散型金融)」との相性が良いということも特徴の一つです。

アイオーエスティー(IOST)の特徴

アイオーエスティーの特徴を挙げていきます。

コンセンサスアルゴリズムに、PoBを使用

アイオーエスティーは、「PoB(Proof of Bilievability)」という独自のアルゴリズムを使用しています。

これは、ノードが保有している量・ネットワークの貢献度・他のユーザーからの評価の高さなどの複数因子によりマイナーが決定されます。

これにより、全てのノードで報酬の機会が得られるようになっています。

EDSの使用で取引処理速度の向上

「EDS(Efficient Distributed Sharding)」とは、複数のノードで取引記録できるようにする技術のことを指します。

他のブロックチェーンでは、トランザクションの記録は一つのノードが基本です。

「EDS」により、ノードを複数にすることにより、単一のCPUにかかる負担を軽減して、取引速度を速めています。

JavaScriptでのスマートコントラクトの利用

「スマートコントラクト」は、契約内容などをブロックチェーン上にプログラムしておき、自動執行されるシステムです。

現在の「スマートコントラクト」のほとんどは、イーサリアムのブロックチェーンが利用されています。

ただし、イーサリアムで使用するには、独自の言語を学ばなくてはなりません。

アイオーエスティーでは、パソコンやスマホで使用するサイトのJavaScriptを使うことが出来るので、新しく覚えることがなく、多くの人がスマートコントラクトを使用できます。

アイオーエスティー(IOST)の今後

アイオーエスティーの将来性を見ていきます。

DeFiサービスの増加

「DeFi」とは「分散型金融」のことであり、ブロックチェーン上で提供される金融サービスのことを指します。

中央管理者はおらず、利用者同士で仮想通貨(暗号資産)の貸し借り等ができます。

「DeFi」のサービスのほとんどもイーサリアムのブロックチェーン上で行われています。

ただし、ガス代の高騰などが問題になり、他のブロックチェーンでの利用も進んできています。

アイオーエスティーは、「DeFi」での認知度はまだ低いものの、処理速度も速いので手数料の高騰も抑えられて、これから増えてくることと考えられます。

NFTでの利用増加

NFTのマーケットプレイスでも、イーサリアムのブロックチェーンが利用されていますが、現在は、アイオーエスティーでのブロックチェーンでのNFTマーケットプレイスも、リリースされています。

処理速度の速さでは一枚上のアイオーエスティーですから、NFTの分野でもサービスは増えていくことでしょう。