仮想通貨(暗号資産)トミ(tomiNet/TOMI)の特徴
現在当たり前のように使われているインターネットは言論の自由を生みましたが、一方で、検閲されたりアクセス制限を受けたりと、企業や政府によって限られた機能しか使えないこともあります。
これらをブロックチェーンの技術で解消しようという試みが、「トミ(tomiNet/TOMI)」です。
今回は、この「トミ(tomiNet/TOMI)」について解説していきたいと思います。
トミ(tomiNet/TOMI)のアウトライン
発行上限 | 上限なし |
特徴 | 匿名性とプライバシー保護の分散型インターネットのブロックチェーンプロジェクト |
発行開始 | 2022年 |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Minting |
トミ(tomiNet/TOMI)とは、プライバシー保護や匿名性を重視した分散型の代替インターネットを構築することを目的としたプロジェクトです。
既存のインターネット(Web2.0)と新しいインターネット(Web3.0)を組み合わせることで、仮想通貨(暗号資産)の技術でプライバシーを守り、個人で自分の資金やデータを管理出来るようにします。
これにより、政府や大企業が支配する現在のネットから、全世界のユーザーは自由を侵害されることはありません。
現在のインターネットの基本的な技術をそのまま使い、その上で、仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーンという新しい要素を追加しているので、トミ(tomiNet/TOMI)の作る検閲のないインターネットは、ごく一般的なブラウザでアクセス可能です。
トミ(tomiNet/TOMI)の特徴
トミ(tomiNet/TOMI)の特徴を挙げていきます。
分散型代替インターネット
トミ(tomiNet/TOMI)は全ての人が全ての情報に匿名で自由にアクセスできる新しい分散型のインターネットです。
従来の中央集権的なWeb2.0では、規制やアクセス出来る情報が限られていて、自由な発言が不可能だったり、ユーザーのプライバシーが守られていなかったりなどの問題が発生していました。
中国・ロシア・イラン・イラクなどの地域には、インターネットに完全にアクセスできない人が数億人単位でいると言われていますが、トミ(tomiNet/TOMI)はそのような地域の人々も自由にアクセスできるオープンなインターネットを構築することを目標としています。
TOMI BROWSERの展開
一般ユーザーがtomiNetにアクセスするためのブラウザである「TOMI BROWSER」を展開しています。
このブラウザは、Web2.0とWeb3.0のテクノロジーを組み合わせたもので、全てのwebにアクセスが可能で、国や組織の監視から解放する手立てとなっています。
一般的なブラウザと同様に使いやすいデザインで設計されており、それに加えて複数の便利な機能も搭載されています。
人々が一般的な「www.」で閲覧するのと同じ方法でtomiNetの閲覧を容易にし、完全な匿名性を可能にしています。
トミ プライバシー レイヤー(TPL)
トミ プライバシー レイヤー(TPL)とは、ユーザーがDeFiにセキュリティと完全な匿名性を持ってアクセスできる仕組みを指します。
トミ プライバシー レイヤー(TPL)は、トミ(tomiNet/TOMI)独自のステーブルコイン「tpUSD」を導入しています。
これにより、ユーザーは完全匿名のステーブルコインを入手できます。
独自決済システムのトミPay
「トミPay」は、トミ(tomiNet/TOMI)独自の決済システムです。
「tomiNet」上で活動するウェブサイトの所有者や開発者は、TOMIトークンを使ってネットワーク内で支払いを行う必要があります。
TOMIトークンを使うことで、ネットワークの維持や発展に貢献し、政府や企業による検閲やブロックから回復する武器となります。
「トミPay」は、その他の仮想通貨(暗号資産)を幅広く扱えるマルチチェーンの支払いシステムでもあるので、通常のウォレットと同様に、仮想通貨(暗号資産)の決済にも使えます。
トミ(tomiNet/TOMI)の今後
トミ(tomiNet/TOMI)の将来性について挙げておきたいと思います。
参入障壁が低い
トミ(tomiNet/TOMI)は専門知識なしでも簡単に扱えて普及しやすいと言えます。
現在のインターネットと同じ基本プロトコル(TCP/IPやDNS)を使っているので、すでに利用している技術との互換性があります。
また、VPNのようなプライベートネットワークも対応しています。
TOMIを使うために必要なのは、従来のWWWや政府管理のDNSではなく、TOMI用のDNSプロトコルを使ってアクセスできるブラウザだけです。
検閲から解放されたネットワークのニーズは高い
トミ(tomiNet/TOMI)は、現代のインターネットにある多くの問題を解決ができ、ニーズが大きい仮想通貨(暗号資産)です。
分散型のインターネットを通じて、誰にでもアクセスが可能で、財産や言論の自由などの基本的な権利を保護します。
独裁主義や社会主義が問題となっている国の存在から変革していく可能性があります。
一方で暴走しないような制御もなされている
一方、暴走しないように、DAOとプライバシー保護の仕組みを導入して、ネットワークを適切に管理しています。
トミ(tomiNet/TOMI)のDAOは、TOMIの利用者が参加して決定をする仕組みで、ネットワーク全体のルール等を決める役割があります。
トミ(tomiNet/TOMI)には、TOMIの利用者が共同で作成した、インターネット上でのコンテンツに関する行動などの基準を示したガイドラインが存在します。
ガイドラインには、暴力的コンテンツや違法行為など、ダークウェブで問題となっているような行為を禁止する目的で設けられています。
ですので、トミ(tomiNet/TOMI)、自由でプライバシーが保護されたインターネット環境を作りながら、最低限の道徳的基準に基づいて適切な管理を行っています。
国家などの組織からの検閲や圧力を受けることなく、道徳も守れるという両立をDAOによってTOMI(tomiNet/トミ)は実現しているので、長期的にも、政府に目を付けられることなく持続成長が可能なプロジェクトといえます。