ビットコイン相場9月1日~9月7日の動き
ビットコインの相場を1週間振り返ってみます。
チャートの監視やトレードに関しては、私はプロトレーダーとしてして現役ですので、ぜひ、参考にしていただければと思います。
定期的に週に1回はビットコインの相場の推移を追って、今後の展望も含めて解説していきたいと思います。
なお、ファンダメンタルも多少考慮しますが、基本的にはテクニカル分析で行っていきます。
ビットコインの9月1日~9月7日の推移を振り返る
レンジ相場となりました。

最大上下幅は、約100万円と、このボラティリティーで最近は動いています。
始値からは、ちょっとした乱高下の後に、上昇トレンドを描いています。
その後細かい動きを見せながら推移して下落転換となりましたが、下げ止まり、乱高下上昇で高値を更新しています。
更新後は急落気味に落ちて、細かいレンジ推移で終値を迎えました。
一見すると不規則なやりにくい相場のように見えますが、重要なポイントが2つ存在します。
1つ目は、上昇トレンドを始めた後の深い押し目です。
ここの部分は、最初の乱高下の高値、つまり抵抗線に当たるラインです。
ここブレイクされ、逆転して支持線となり、強い上昇を生み出しました。
2点目は、急落した長い陰線の場面です。
勢いよく落ちた先は、再度上昇して高値を目指したスタート地点の周辺になります。
ここで下げ止まり、このラインがサポートラインとなり、その後も破られることなく機能しています。
このように、ラインはブレイクしても、その役目をすぐに終えずに活用できることがあります。
支持線・抵抗線の転換はよく見られますし、普通に利用・応用出来ますので注意深く観察していきましょう。
特に長く機能していたサポートライン・レジスタンスラインの転換には多数のトレーダーが注目しますので、今後の動きやトレンドを把握する上で非常に重要になります。
ただし、レジサポ転換は必ずしも理論通りに機能するとは限りません。
レジサポラインをブレイクした後に、1度もラインにレートが戻ることなく上昇・下降し続ける場合もあります。
レジサポ転換に注目してエントリーする場合はレジサポラインで一度反転を確認するのが重要です。
ビットコイン相場のこれからの展開予想
中期足程度で、下落気味に推移してきたのですが、ここで下げ止まった感じがあります。
ですので、ここから再度上昇となるのか、下落再開となるのかの見極めるというところなのですが、この判断は難しいです。
しばらくレンジ展開で推移してから、大きめのトレンドが出るというようなことも考えていきましょう。
上昇してくれば目標としては1720万円あたりですが、簡単には達成してこないという感じです。
下落の1600万円ちょうど辺りを狙っていくというのが現実的かもしれません。