ビットコイン相場8月4日~8月10日の動き
ビットコインの相場を1週間振り返ってみます。
チャートの監視やトレードに関しては、私はプロトレーダーとしてして現役ですので、ぜひ、参考にしていただければと思います。
定期的に週に1回はビットコインの相場の推移を追って、今後の展望も含めて解説していきたいと思います。
なお、ファンダメンタルも多少考慮しますが、基本的にはテクニカル分析で行っていきます。
ビットコインの8月4日~8月10日の推移を振り返る
上昇トレンドとなりました。

細かいレンジから一旦下落、そこから不安定ながら上昇していく形になっています。
最大上下幅は、約100万円となり、ターゲットゾーンで揉み合う展開も見られました。
注目は、上昇足の特徴的なローソク足が長いということです。
長めのローソク足で伸ばして細かく下落し、また強い上昇足が出現している点です。
ターゲットゾーンでの揉み合いからの上昇においても、2つのローソク足が特徴として見られました。
このように、描くチャートは不規則でも、その期間のクセみたいなものがありますので注意深く見ていきましょう。
日本のこの時期はお盆休みの一般トレーダーも多く、ここぞとばかりにトレード参戦、トレード三昧という人も多いでしょう。
ただし、その勢いというか意気込みばかりが先行して、トレードは空回りしてしまうということがよくあります。
トレードは全戦全勝というわけにはいきません。
どうしてもマイナスも出てくるのですが、エントリーをやり過ぎることによって、マイナストレードも多く出てしまい、利益効率が悪い結果になることがあります。
また、相場の急変に対応出来なくなることもかなりのケースで見られます。
1日中相場を見ていると、あまり動きのない時から、急激に推移していくことが何度か見られます。
ゆっくりとした動きが継続していた時、同じ様なエントリーをしがちになりますが、ある時点から、ボラティリティーや速度が激しくなると、この動きについて行けないことがよくあります。
結果、大きな損失を出してしまったりするのです。
普段から1日中チャートを見ているとこのような急展開にも慣れますが、いつもトレードの時間が限られていると、このような1日の中に緩急があるということが、感じ取れなかったりするものです。
過去チャートを見ても、短い時間軸で切り替えない限りわからないこともあるので、十分に注意したいところです。
8月はゆったりとした展開が例年は多いですが、ここ数年はそうでもなく、今年はトランプ大統領の就任によって、普段は落ち着くような場面でも振り回されるようなケースも多いです。
1日トレードに向かい合えても、いつもの時間+αぐらいの感覚でトレードしておくことがよいでしょう。
ビットコイン相場のこれからの展開予想
このまま上昇幅を拡大していくのかに注目です。
1700万円台の後半に終値がきたことで、再度1800万円、そして最高値更新をしてくるのかに注目します。
もし、到達すれば、一気にそのまま上昇というよりも、一旦利益確定売りが出て下がり、というのを繰り返すような展開をイメージしています。
対して下落転換になった場合、1730万円辺りがサポートラインにはなりますが、あまり強いサポートラインとは言えなそうです。
急落にも気を付けてのトレードを心がけていきましょう。