仮想通貨(暗号資産)Wormhole(W)の特徴

仮想通貨(暗号資産)Wormhole(W)の特徴

ブロックチェーン業界はまだまだ成熟とは言えませんが、それでも様々なエコシステムを持ち、多くのブロックチェーンがしのぎを削っています。

多くのブロックチェーンが存在している中、主要のブロックチェーンの相互接続を目的としているのが「Wormhole(W)」です。

今回は、この「Wormhole(W)」について解説していきたいと思います。

Wormhole(W)のアウトライン

発行上限100億枚
特徴クロスチェーンプロトコル
発行開始2024年4月

Wormhole(W)は、異なるブロックチェーンを接続し、相互に通信することを可能にするプロトコルです。

トークンのブリッジだけでなく、NFTのブリッジも兼ね備えています。

また、汎用メッセージパッシングプロトコルで、あらゆる文書や情報において、相互間のやり取りに使うことが可能です。

現時点で30種類以上のブロックチェーンとレイヤー2ネットワーク間での通信とメッセージングを容易にしていて、イーサリアム・BNBチェーン・ポリゴン・ソラナ・アバランチなど、主要なスマートコントラクトチェーンなどが該当します。

Wormhole(W)の特徴

Wormhole(W)の特徴を挙げていきます。

汎用性がある

Wormhole(W)のクロスチェーンのメッセージ機能には、任意のデータを含めることが可能です。

これによって、NFT・資産の移転等を利用した様々なアプリを構築することが出来るようになっています。

クロスチェーンでありながら高速な取引

ワームホールではガーディアン・ノードとよばれる検証者によって、ネットワーク上の2/3以上からの認証があれば認証されて、非同期で高速な取引が可能になっています。

これらの認証は永続的に保存されていて、複数の宛先ブロックチェーンに送信・解析されて、アプリを動かすことができます。

Wormhole(W)の今後

Wormhole(W)の将来性について挙げておきたいと思います。

大規模な資金調達に成功

Wormhole(W)は2023年時に大手ベンチャーキャピタルを始めとして、約330億円の資金調達に成功しています。

最終的に、総額約3600億円もの資金調達ラウンドとして、巨額の財源の確保が出来ています。

この金額の大きさは期待の表れとも言えるでしょう。

容易な拡張性とアップグレード

ガバナンスはガーディアンノードによってコントロールされていて、過半数超えの承認が得られればアップグレードが可能です。

また、新しいチェーンを組み込む場合、他のネットワーク上での活動を中断する必要はありません。