仮想通貨(暗号資産)WEMIXの特徴
近年、ゲームで仮想通貨(暗号資産)を稼ぐPlay to Earn(プレイトゥアーン)は注目されています。
メディアの一部でも紹介されたSTEPN(ステップン)やAxie Infinity(アクシーインフィニティ)は挑戦したことがあるという仮想通貨(暗号資産)ユーザーもそれなりにいるでしょう。
その分野で熱い視線を浴びているのが、「WEMIX」です。
今回は、この「WEMIX」について解説していきたいと思います。
WEMIXのアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | 韓国発の大規模ブロックチェーンプラットフォーム |
発行開始 | 2020年6月 |
WEMIXとは、韓国大手ゲーム会社「Wemade Tree」社が開発した仮想通貨(暗号資産)です。
WEMIXは「パブリック・プライベート・ブリッジ」の3つを持ち合わせた、マルチブロックチェーンで構成されています。
パブリックとプライベートのブロックチェーン機能をミックスして利用して、ハイブリッド構造の下で仲介チェーンとして接続します。
こうすることによって、取引の高速化や低いガス代などインフラを提供することを目的としたエコシステムになっています。
発行されているトークンを主要通貨としているゲームは、「WEMIX PLAY」という独自のプラットフォーム上でプレイ可能です。
多くのゲームが無料で始められて、スマホでも遊べるものがメインのため、GameFi初心者でも簡単に楽しむことができるようになっています。
WEMIXの特徴
WEMIXの特徴を挙げていきます。
マルチチェーンの採用
WEMIXのプラットフォームでは、マルチブロックチェーンとして3つのチェーンを組み込んでいます。
- パブリックチェーン:プラットフォーム全体の取引を管理
- プライベートチェーン:プラットフォーム内で使用されるトークンやNFTの取引を承認
- ブリッジチェーン:パブリックチェーンとプライベートチェーン間の取引情報のやりとり
パブリックチェーン上で作られるゲームの課題の1つに、大量の取引をタイムリーに処理することが難しいので、複雑なゲームが作れませんでしたが、このような技術によって解消が可能になっています。
多くのジャンルのブロックチェーンゲーム
WEMIXが力を入れているサービスの一つがブロックチェーンゲーム分野です。
WEMIXプラットフォームでは、色々なジャンルのブロックチェーンゲームが提供されており、数十種類ものゲームがプレイでき、将来的には3桁の数でゲームが可能になると言われています。
ユーザーや開発者に報酬を積極的に還元
WEMIXでは、ユーザーや開発者に様々な形で積極的に報酬を還元をしています。
- 運営や開発に携わる
- プラットフォーム内でのデータ分析と管理
- 広告の出稿で広告料金の一部が得られる
- ステーキング
このように、プラットフォームの成長に貢献することで、プラットフォームのさらなる発展を促しエコシステムを活性化させています。
WEMIXの今後
WEMIXの将来性について挙げておきたいと思います。
大規模なエコシステムの構築構想
WEMIXは様々な分野のWeb3.0プロジェクトの構築構想があります。
- WEMIX Play:ブロックチェーンゲームサービス
- WEMIXウォレット:WEMIXトークンやNFTなどを保管できるサービス
- WEMIX.Fi:ステーキングなどの機能を利用できるDeFiサービス
- パピルス:WEMXプラットフォームで利用できるコミュニケーションツール
- NILE:ブロックチェーン上でのプロジェクトの作成・管理ができるコミュニティサービス
上記のような数々のサービスを展開していて、今後もさらにエコシステムが拡大していくことが予想されています。
ゲームのクオリティが高い
WEMIXのゲームは、韓国で20年以上の実績があるゲーム会社「Wemade Tree」が親会社のため、ゲームのクオリティは担保されています。
GameFiユーザーでなくても楽しめるクオリティになっていますので、ユーザー増加の期待ができます。