仮想通貨(暗号資産)Jito(JTO)の特徴
仮想通貨(暗号資産)は大手の仮想通貨(暗号資産)の取引所での上場・エアドロップされると、その価格は上昇する傾向があります。
これが同時に行われると、一気に暴騰しやすくなります。
最近、この2つが同時に行われて注目されているのが、「Jito(JTO)」です。
今回は、この「Jito(JTO)」について解説していきたいと思います。
Jito(JTO)のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | ソラナのリキッドステーキングプロダクト |
発行開始 | 2023年12月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク |
Jito(JTO)とは、ソラナのネットワーク上の「Jito」と呼ばれるプロジェクトが発行している、リキッドステーキングプロダクトにおけるガバナンストークンです。
ソラナのチェーン上の取引の「MEV(Maximal Extractable Value)」の課題解決に特化もしています。
2023年の12月にSOL保有者にエアドロップ、そして仮想通貨(暗号資産)の取引所で上場されて一気に注目されています。
Jito(JTO)の特徴
Jito(JTO)の特徴を挙げていきます。
リキッドステーキング
リキッドステーキングで流動性を持たせつつ、報酬の受け取りが可能になっています。
通常のステーキングは、DEXに仮想通貨(暗号資産)を預け入れるとロックされて流動性が失われますが、リキッドステーキングの場合、トークンを預け入れるとリキッドステーキングトークンを受け取れ、それを運用可能になります。
Jito(JTO)の場合、SOLトークンををステーキングすることで「JitoSOL」を受け取ることができます。
「JitoSOL」がリキッドステーキングトークンで、「JitoSOL」を利用して、運用が出来るようになっています。
「JitoSOL」を返却すれば、預け入れたSOLを引き出すことが可能です。
MEV(Maximal Extractable Value)」の課題解決
ソラナは取引手数料が安いことから、MEVで利益を得ようとする多くのユーザーが参入しています。
ユーザーがDEXで発注すると、その注文は未承認トランザクションとして追加されます。
バリデータは、その中から大規模な購入注文を探します。
この購入注文が実行されると、買い圧力が高まって仮想通貨(暗号資産)の価格が上昇する可能性があり、これを利用します。
バリデータはその大規模な注文が実行される前に、自分の取引を挿入して高い手数料を設定します。
こうすれば、自身の取引が優先的に処理され、これによりバリデータは、自身の取引の後の大規模な購入取引による価格上昇の恩恵が受けられるというワケです。
JitoはこのMEVで利益を出す機会を公正なオークションにかけ、得られたMEVをJitoでステーキングしているユーザーに公平に分配することで、一部のトレーダーだけMEVの利益を独占する状況を防いでいます。
Jito(JTO)の今後
Jito(JTO)の将来性について挙げておきたいと思います。
Jito(JTO)の成長が期待される
JitoはSOLエコシステムにおいて強い成長を見せていて、Jitoはソラナチェーンで1番成長しているステーキングプロトコルと言われています。
プロトコル運用資産も右肩上がりに増えてきています。
資金調達もうまくいっている
超大型とまではいきませんが、1000万ドル規模の資金調達も成功しています。
今後もこの資金を開発や人材に対して、有効に使っていく予定です。
最大抽出可能価値と呼ばれ、バリデータのトランザクションを検証した利益を最大化する方法や受け取る利益そのものを指します。