仮想通貨(暗号資産)キャスパー(CSPR)の特徴

仮想通貨(暗号資産)キャスパー(CSPR)の特徴

仮想通貨(暗号資産)の時価総額ランキングでは、不動の1位がビットコイン、そして2位がイーサリアムです。

イーサリアムは、資産としてだけではなく、NFT等を始め様々な用途で使われることも多く、今後もその活用は期待されます。

そのためにブロックチェーンのアップデートは欠かせません。

「キャスパー(CSPR)」はイーサリアムのブロックチェーンのアップデートの技術を提供する企業が発行するトークンです。

今回は、この「キャスパー(CSPR)」について解説していきたいと思います。

キャスパー(CSPR)のアウトライン

発行上限100億枚
特徴企業・開発者向けのブロックチェーン
発行開始2021年
コンセンサスアルゴリズムプルーフ・オブ・ステーク

キャスパーネットワークは、イーサリアムの開発者が構築した「Casper CBCブロックチェーン」をベースに構築されたブロックチェーンです。

元々、イーサリアムのプルーフ・オブ・ステークを実装し、イーサリアム2.0へ移行する事を目的に構築されたネットワークです。

また、キャスパーネットワークは、企業や開発者をターゲットに利用しやすい環境を提供しています

キャスパーネットワークのネイティブトークンが「キャスパー(CSPR)」で、ステーキングをして報酬の獲得が可能であったり、ガバナンストークンとして使用することも可能になっています。

キャスパー(CSPR)の特徴

キャスパー(CSPR)の特徴について挙げていきます。

イーサリアムのアップデートに使用されている

キャスパーはイーサリアムのアップデートに使用されています。

2020年から順次アップデートされていますが、そこで利用されいるのがキャスパーであり、重要な役割を持っています。

イーサリアムの利便性が向上すれば、需要もキャスパーの需要も増加していくことでしょう。

開発者が利用しやすい

開発者が利用しやすい環境を整えています。

開発者言語には「WebAssembly」という世界で3,000万人以上に使用されている言語を採用しており、利便性が高いです。

さらに、「トランスコンパイラー」という技術も今後導入が予定されています。

「トランスコンパイラー」を使うと、今まで不可能だったコードの書き換えが後から可能になり、効率が大幅にアップします。

企業向けのサービスを展開

キャスパーネットワークは、ネットワーク上でプライベート型からアプリケーションの構築の種類を自由に選択することができます。

これにより、プライベートネットワークの機密性とパブリックネットワークの安全性、両方を兼ね備えたアプリケーションを構築することが可能になります。

キャスパー(CSPR)の今後

キャスパー(CSPR)の将来性について挙げておきたいと思います。

今後もイーサリアムの技術発展に貢献

イーサリアムのアップデートにはキャスパーの技術が中核になっています。

アップデートが順調に行われれば、イーサリアムの利便性が格段に増し、ガス代も安くなるでしょう。

セキュリティが高い

キャスパーのシステムは複数のセキュリティ監査を完了しています。

スマートコントラクトの検証・監査で有名な「Trail of Bits」によるチェックを受け、重大なリスクの可能性は見られないということが認められています。

第三者機関の信頼性の高さがあることは、今後の需要の増加も期待できるところです。

多くの資本提携をしている

キャスパーの運営企業の「CasperLabs」は多くの企業と資本提携を結んでいます。

その数は、数十企業にも上ります。

「CasperLabs」はGoogleの開発研究者やAdobeといった大手企業にソフトウェアを提供してきた経験豊かなメンバーによって支えられていて、高次元へのサービスの提供を目指しています。