仮想通貨(暗号資産)フレア(FLR)の特徴

仮想通貨(暗号資産)フレア(FLR)の特徴

2020年にリップル(XRP)の保有者へのエアドロップが発表され、大きな話題になった仮想通貨(暗号資産)があります。

それが「フレア(FLR)」です。

リップルを運営するアメリカのリップル社の一部門が出資していたので、その動向に注目されていました。

今回は、この「フレア(FLR)」について解説していきたいと思います。

フレア(FLR)のアウトライン

発行上限1000億枚
特徴スマートコントラクト・ネットワークの構築
発行開始2023年1月
コンセンサスアルゴリズムFBA(Federated Byzantine Agreement)

スマートコントラクトの機能を、リップルネットワーク上で可能にすることを目標に、開発がスタートしました。

現在では、リップルのみならず、他のスマートコントラクト非対応ネットワーク、並びに複数のスマートコントラクト対応ネットワークを繋ぐ技術も開発しています。

フレアトークンは、ブロックチェーン「Flare network」のネイティブトークンです。

フレア(FLR)の特徴

フレア(FLR)の特徴について挙げていきます。

コンセンサスアルゴリズムにFBAを使用

コンセンサスアルゴリズムに「FBA(Federated Byzantine Agreement)」を使用しています。

FBAは、経済的な誘引に頼らずに、かつスケーリングが可能なコンセンサスプロトコルであり、「ビザンチン将軍問題」として知られる、合意形成問題の障害を回避する仕組みの応用版です。

ビットコインなどのプルーフ・オブ・ワークにとってのマイナーや、イーサリアムなどのプルーフ・オブ・ステークにおけるノードとなるためのステーキングへの参加者は、基本的にトークンの価値の上昇を望みます。

ですが、トークンの価値の上昇は、ビジネスを行いたい人にとっては、コスト上昇に繋がります。

さらに、もしトークンの価値の下降や、より魅力的な報酬が得られるブロックチェーンが見つかれば、投資家らは、別のブロックチェーンへ乗り換える可能性があります。

そうなると、資金が流出し、安全性が損なわれるリスクがあります。

FBAは、経済的な誘引に頼らないコンセンサスアルゴリズムであると同時に、高い安全性と処理能力も両立しています。

Flare networkでインターオペラビリティを目指す

Flare Networksは、コアとなる「F-Assets」「LayerCake」「Relay」という3つの相互運用性の仕組みを構築しています。

これらにより、他のあらゆるブロックチェーンへのスマートコントラクト実装を可能にすることを目標としています。

これが実現されれば、他のブロックチェーンのユーザーをFlare networkへ参加させることが可能になり、結果的にフレアの流動性も期待できます。

フレア(FLR)の今後

フレアの将来性について挙げておきたいと思います。

相次いで取引所での取り扱いが発表

海外業者のみならず、国内業者も取り扱いを始めることを発表しています。

当然ながら、売買も活発に行われることが予想されます。

FLR Financeの期待

「FLR Finance」はテストネット時代から開発が行われており、積極的な展開を見せています。

機関投資家向けの金融プラットフォームで、DeFiとしてサービスが公開される予定です。

オールインワンのソリューションとして、DEX、ローン、イールドファーミング、クロスチェーンブリッジ、保険、イールドマイニング、NFTサービスの7つのプロダクトを公開予定であることを発表しています。