仮想通貨(暗号資産)エイダコイン(ADA)の特徴
「エイダコイン(ADA)」は、現在では人気のある仮想通貨(暗号資産)ですが、初期の頃は、詐欺コインの一種ではなかろうか?と言われた時期もありました。
アフィリエイターの過激な紹介や、公開予定から半年以上も遅れての公開、MLM(マルチレベルマーケティング)というマルチ商法的なプロモーションなどをしていたからです。
そんな「エイダコイン(ADA)」も、現在では高い評価を得て、時価総額ランキングでもトップ10に入るほどの人気通貨となっています。
今回は、この「エイダコイン(ADA)」について解説していきたいと思います。
エイダコイン(ADA)のアウトライン
発行上限 | 450億枚 |
特徴 | 優れた拡張性で処理速度が速い |
発行開始 | 2016年9月 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク |
エイダコイン (ADA) は、カルダノネットワークのネイティブトークンで、ネットワーク参加者のインセンティブとして用いられています。
カルダノネットワークは「実用性のあるアプリケーションに必要とされるスケーラビリティ、相互運用性、サステナビリティを実現する」ことをビジョンに掲げています。
あらゆる面で、今までの問題を改良した第3のブロックチェーンとして、ビットコイン・イーサリアムの次に時価総額ランキングに入ったこともある注目のコインです。
エイダコイン(ADA)の特徴
エイダコインの特徴を挙げていきます。
独自のスマートコントラクトの実装
「スマートコントラクト」とは、管理者がいなくても自動で契約が成立して処理されることです。
コストや時間の削減を可能にする技術です。
「スマートコントラクト」の代表といえば、イーサリアムですが、1つのシステムで全てを管理しようとしているので、安全性や拡張性には問題がありました。
一方、エイダコインでは、システムを複数に分散することで。このことが改善されています。
複数レイヤー構造での処理の高速化
「カルダノコントロールレイヤー」という、複数のレイヤー構造を持つアプリケーションを導入し、高速な情報処理を実現しています。
この高速処理を活かして、真贋判定や身元確認、コンプライアンス遵守、ブラックリストの作成、などが可能になっています。
高速処理のオフチェーン
「オフチェーン」は、簡単に言うとブロックチェーンに記録を残さないことを指します。
ブロックチェーンでは、全ての取引内容が記録されますが、膨大なデータ量に膨れ上がるので、重要な部分(取引の最初と最後)のみをブロックチェーンに記録することで、高速化させる試みが始まっています。
セキュリティーが高い
ブロックチェーンでは、改ざんが難しいものですが、今までのCPUよりもさらに演算能力が高い量子コンピューターが開発されると、ブロックチェーンのセキュリティーは破られる可能性があります。
それを防ぐ技術「BLISS署名」を導入し量子コンピューターでも破れない技術を採用しています。
専用ウォレットの存在
2つの専用ウォレットがあり、ステーキング対象として人気も高いです。
年利も高く、5%ぐらいで推移していて、投票機能もあり、一定の条件を満たすことでエイダコインの運用について投票を行えます。
エイダコイン(ADA)の今後
エイダコインの将来性を見ていきます。
順調な技術開発
コインによっては、公開後は開発が滞り、投資家が離れるということも少なくありません。
ですが、エイダコインでは、毎年技術開発が進められています。
これが人気を支えている理由の一つであり、期待値も高いものになっています。
事業提携が広がっている
カルダノプロジェクトの一つが、提携企業への参入の高さです。
オンラインギフト、モバイル決済、商工会議所の加盟、ステーキング事業の提携などの実績があります。
今後も多くの分野での大小の資本提携や事業参入により、広がりを見せていくことと思われます。
また、大学提携も積極的に行っています。