これだけは知っておきたい仮想通貨(暗号資産)のテクニカル分析
仮想通貨(暗号資産)を長期保有ではなく、レバレッジ等を効かせたデイトレードで利益を出そうとした時には、テクニカル分析が必須のスキルになります。
その際に利用するのが、インジケーターです。
インジケーターは、過去のレートを色々な方法で加工した新たな数値をデータ化して、売買のタイミングを図るための指標です。
今回は、テクニカル分析をする上で、知っておいたほうがよい、3つのインジケーターについて解説していきたいと思います。
ローソク足
ローソク足をインジケーターと呼ぶかというと、そうでないという意見もあるかも知れませんが、日本人に一番馴染みのあるテクニカル分析の一つですので、外せません。
ローソク足のチャートは、過去の値動きを簡潔な形状にしているという点で、非常に優秀です。
ローソク足で見るべきポイントは主に2つです。
- 陽線が多いのか陰線が多いのか
- ローソク足の実体の大きさとヒゲに注目する
まずはこれだけで十分です。
特にローソク足の実体の大きさとヒゲに関しては、マーケットの転換期に出現することがありますので、大きく出現した時には、要注目です。
移動平均線
移動平均線も非常にメジャーなインジケーターの一つです。
テクニカル分析を知らない人でも、その存在は知っているのではないでしょうか。
移動平均線は、価格推移を平均化した線のことを指します。
移動平均線を見るべき主なポイントは2つです。
- トレンドを見るインジケーターであること
- 長期の移動平均線を意識する
移動平均線は、相場の方向性を見ていくのに適したインジケーターですので、トレンドを判断していくのに有効です。
長期の移動平均線に注目して、流れをしっかりとつかみ、目先の動きに惑わされないことが重要です。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドも有名なインジケーターで、現在の相場が買われすぎなのか、売られ過ぎなのかを判断するのに有効です。
統計学の概念を元に作られたインジケーターで、標準偏差の±1σに収まる確率は約68.3%、±2σに収まる確率は約95.5%という意味を持ちます。
使い方のポイントは、
- エントリーで使うのか?決済で使うのか?
ということをハッキリさせます。
相場の行き過ぎを見るインジケーターですが、エントリー時では、逆張りだけでなく、順張りでも使用することが出来ます。
インジケーター使用時の注意点
インジケーター自体は、非常に多くのものが存在します。
ですが、今回紹介した3つのインジケーターだけでも、十分にマーケットに対峙していくことが可能です。
最後に、インジケーターを使用する際の注意事項を挙げておきます。
インジケーターを多く表示させても精度は上がらない
複数のインジケーターを導入すると、精度が上がりそうな気がしますが、逆に判断に迷うことがあります。
使い慣れているもの、使いこなせているもの、で判断をしていきましょう。
インジケーターが絶対的存在ではない
インジケーターに頼れば、勝つためのお膳立てが出来たと勘違いはしないようにしましょう。
あくまで判断材料というスタンスでいるべきです。