暗号資産Velo (VELO)の特徴
国際送金のネットワークというものは、利権が絡んでいるのか、手数料が高く送金、着金が遅いという認識がまだまだあります。
その国際送金マーケットに風穴を開けようとしているのが、「Velo (VELO)」です。
今回は、この「Velo (VELO)」について解説していきたいと思います。
Velo (VELO)のアウトライン
発行上限 | 300億枚 |
特徴 | 国際送金プロトコル |
発行開始 | 2020年9月 |
Velo (VELO)は、国際送金のネットワークを、デジタルクレジットを使用して直接的な決済を実現しようとしています。
従来の金融システム間、特に国境を越えた決済決や送金では、手数料の高さやその送金・着金の遅さが問題になっています。
Velo (VELO)では、ステーブルコインを使用して送金が容易にできるようになっています。
また、複数のブロックチェーンのネットワーク間での資金移動も可能にしています。
Velo (VELO)の特徴
Velo (VELO)の特徴を挙げていきます。
クロスボーダー決済
企業向けのデジタルクレジット発行と、国境を越えた資産移動を可能にすることを目指した金融プロトコルで、従来の金融システムの間の橋渡し役として機能し、特に国境を越えた決済の問題解決に注力しています。
このプロトコルでは、デジタルクレジットを使用して、法定通貨と1対1で価格が連動するステーブルコインを使って、送金が可能になっています。
独自のコンセンサスアルゴリズム
ステラのコンセンサスプロトコルである、SCP(Stellar Consensus Protocol)を使用しており、高速なトランザクション処理と低い手数料を実現しています。
マルチチェーンブリッジ
「Warp Multi-Chain Bridge」という技術により、イーサリアムやBNBなどの複数のブロックチェーンネットワーク間でのシームレスな資産移動が可能です。
これにより、エコシステム外のユーザーや資産を取り込むことを目指しています。
Velo (VELO)の今後
Velo (VELO)の将来性について挙げておきたいと思います。
提携先が一流企業
VELOは決済大手のVISAとパートナーシップを結んでいます。
VISAは言わずと知れた世界最大の決済ネットワークを持つクレジット会社です。
また、アジアではかなり有名な財閥の1つであるCPグループ(Charoen Pokphand Group)が強力に支援しています。
CPグループは、タイを拠点とする多国籍企業であり、あらゆる業界で事業を展開しています。
約50万の従業員が、グループの売上15兆円を叩き出している、世界有数のグループ巨大企業です。
また、日本では、セブン銀行もVelo (VELO)に投資しています。
このように、優れたパートナーシップは、プロジェクトの信頼性を高めるだけでなく、資金面等のビジネスでのサポートを提供し、プロジェクトの目標達成に向けた加速効果をもたらすことが期待されています。