ビットコイン相場11月4日~11月10日の動き
ビットコインの相場を1週間振り返ってみます。
チャートの監視やトレードに関しては、私はプロトレーダーとしてして現役ですので、ぜひ、参考にしていただければと思います。
定期的に週に1回はビットコインの相場の推移を追って、今後の展望も含めて解説していきたいと思います。
なお、ファンダメンタルも多少考慮しますが、基本的にはテクニカル分析で行っていきます。
ビットコインの11月4日~11月10日の推移を振り返る
では、11月4日~11月10日のチャートを見てみましょう。
1週間を1時間足で表示させています。
上昇転換となりました。
2度ほど上方ブレイクをしていて、最高値を更新しています。
なんと、1200万円を超えてきました。
先週はアメリカ大統領選があり、その動向に注目が集まりましたが、トランプ氏の圧勝という結果になり、今までの最高値を更新してきています。
揉み合いレンジからの強い上昇が見てとれます。
値幅も200万円以上と大きなボラティリティーとなっています。
トランプ大統領になると、デジタル通貨の使用が推進されるという見方が広がっており、リスク・オンの状態になっているという感じでしょうか。
この相場、逆張りのショートを仕掛けようものならば、大きな損失を出して、相場から退場させられるという形になっていたことでしょう。
仮想通貨(暗号資産)市場は、他の市場に比べて極端にボラティリティーが大きいので、この点には注意が必要です。
その分、思惑通りの方向に動いたときは大きな利益が取れます。
それにしても、当時200万円で勢いが落ち着いたときは、
「もう仮想通貨(暗号資産)は終わりだ」
「衰退時期に入った」
などとも言われましたが、現在この状況です。
未来の予測というのは、テクニカルにしてもファンダメンタルにしても本当に難しいと感じます。
つまり、トレードでは過度な期待はせずに、やれるべきことを淡々とこなしていくというスタンスが一番良いということではないでしょうか。
投資の基本というのは、こういうところにあるのかも知れませんね。
ビットコイン相場のこれからの展開予想
さらに上昇傾向があり、青天井状態になっている感じです。
ただ、ここから買うかと言うと、やはり怖いでしょう。
買うならある程度下がってから買っていきたいところです。
そのラインは1200万円あたりですが、ここらへんは売り買いが交錯する場面でもあります。
必要以上に突っ込んだトレードは行いたくありません。
為替相場は落ち着いてエントリー出来る状態なのですが、仮想通貨(暗号資産)市場は、もう少し様子を見てもいい感じです。
ショートの仕掛けは、よほどの情報がないと仕掛けにくいですし、テクニカルでその兆候が出てもフライングになりやすいので、焦ってエントリーする必要は全くありません。
振り落とされる場面はどこかでやってきますが、ワンテンポ遅れるタイミングで十分と見ます。