仮想通貨(暗号資産)ディメンション(DYM)の特徴

仮想通貨(暗号資産)ディメンション(DYM)の特徴

ブロックチェーンは様々なところで普及していて私達の生活に着実に根付いてきています。

これからも欠かせない技術であることは間違いありません。

ですが、課題もあるのも確かです。

ブロックチェーンのトリレンマは、その大きな問題ですが、解決のための糸口はすでに掴んでいます。

「ディメンション(DYM)」は、この克服にチャレンジしているブロックチェーンです。

今回は、この「ディメンション(DYM)」について解説していきたいと思います。

ディメンション(DYM)のアウトライン

発行上限10億枚
特徴モジュラー型ブロックチェーン
発行開始2024年2月
コンセンサスアルゴリズムDimension Proof-of-Stake (DPoS)

ディメンション(DYM)は、分散型アプリケーションのためのマルチレイヤーブロックチェーンです。

ブロックチェーンのトリレンマの課題であるスケーラビリティとセキュリティを改善するために設計されていて、DeFiプラットフォームを構築するための基盤となることを目指しています。

ディメンション(DYM)は、既存のWebアプリケーションの開発環境と似た仕組みで、「ロールアップ」と、「Dymension Hub」という2つの技術をメインで成り立たせています。

ディメンション(DYM)の特徴

ディメンション(DYM)の特徴を挙げていきます。

エコシステムの全体像が明確

ディメンション(DYM)は上記のように2つの技術が主で成り立っています。

基盤となる独自チェーンが「Dymension Hub」です。Dymension Hubはレイヤー1にあたり、流動性・セキュリティ・相互運用性の基盤となっています。

核となる技術が「ロールアップ」でエコシステムの中ではレイヤー2にあたります。

ロールアップは、トランザクションをまとめて処理することで効率化する技術のことで、ディメンション(DYM)では、各アプリケーションに固有のロールアップを簡単に作成できるサービスを提供しています。

モジュラー型のブロックチェーン

ディメンション(DYM)では、モジュラー型のブロックチェーンを採用しています。

モジュラー型のブロックチェーンは、核となる機能を別々に切り離して連結したブロックチェーンで、特定の機能を変更・追加したい場合、その機能が組み込まれたモジュールを変更するだけで済むようになっています。

スマートコントラクトを行う実行レイヤーにロールアップ、トランザクションの確定処理を行う決済レイヤーにDymension Hub、トランザクションの検証と承認を行うコンセンサスレイヤーにDymension Hub、データの透明性の確保を行うデータ可用性レイヤーにCelestiaを利用しています。

独自のコンセンサスアルゴリズムを使用

独自のコンセンサスアルゴリズム「DPoS(Dimension Proof-of-Stake)を採用しており、高いセキュリティを実現しています。

DPoSはエネルギー効率が高くマイニングによる環境への影響が少ないです。

DYM(ディメンション)の今後

DYM(ディメンション)の将来性について挙げておきたいと思います。

クロスチェーンの対応

異なるブロックチェーン間で資産を移転するクロスチェーン機能に対応しています。

これにより、ユーザーはディメンション上で複数のブロックチェーンの資産を管理することができます。

DYM(ディメンション)では、Cosmos(ATOM)と同じ基盤の技術を利用しており、ブロックチェーンの相互運用性実現を目指すプロジェクトとして注目されそうです。

バーンがある

DYMトークンはバーンがあります。

ロールアップから資金を引き出す際の手数料や、スワップにかかる手数料が存在しますが、

DYM以外の通貨で支払われた後、DYMに変換された上でバーンされます。

これにより、価値の上昇も期待されます。