仮想通貨(暗号資産)Ondo Finance(OND)の特徴
投資といえば、日本では新NISAが話題になっていますが、古くからある株式や私の主戦場のFX、こちらで紹介している仮想通貨(暗号資産)など、現在では実に多くの投資方法が存在しています。
その中で新しい仮想通貨(暗号資産)を使ったサービスが「Ondo Finance(ONDO)」です。
今回は、この「Ondo Finance(ONDO)」について解説していきたいと思います。
Ondo Finance(OND)のアウトライン
発行上限 | 100億枚 |
特徴 | ステーブルコインを利用して米国ファンドに投資 |
発行開始 | 2022年 |
OndoFinanceは、ステーブルコインを使って米国のファンドに投資ができるサービスです。
3種類のリスクに分けられたファンドとステーブルコインとを交換することで、ファンドに投資が可能になっています。
Ondo Finnanceは機関投資家レベルの投資ツールの提供を目標に掲げていて、MMFや短期国債をトークン化して、仮想通貨(暗号資産)の投資家へ提供しています。
米国債は、世界中の投資家が安定・流動・安全を求めて保有する資産です。
Ondo Financeは、この米国債マーケットに仮想通貨(暗号資産)の投資家を繋げていくことを目標としています。
Ondo Finance(ONDO)の特徴
Ondo Finance(ONDO)の特徴を挙げていきます。
3種の投資信託で運用
OndoFinanceは、リスクにより3つのETF(上場投資信託)で運用を行うことが特徴です。
Ondo Financeの3種の投資商品は、米大手ファンドの運用会社「BlackRock」と「Pimco」が運用するETFです。
OHYG(ハイイールド社債ファンド)
Boxx米ドル建てハイ・イールド社債ETF(HYG)での運用で、米ドル建ての高利回り社債で構成される指数と同水準の利回りを目指しています。
利回りが一番高く期待されます。
OSTB(短期投資適格債ファンド)
PIMCO Enhanced Short Maturity Active ETF (MINT)に運用を行い、PIMCOの投資戦略を取り入れながら運用されていきます。
利回りは3種の中で中間です。
OUSG(米短期国債ファンド)
ブラックロック米国国債ETF(SHV)にて運用を行い、1年以下の米国債で構成される指数に連動する指数と同水準の利回りを目指していきます。
利回りは3種の中で一番低くなります。
セキュリティトークンの発行
OndoFinanceで提供されている3つのファンドに投資することで、投資家にセキュリティトークンが発行されます。
ブロックチェーン技術を利用して発行されるデジタル化した有価証券を指します
トークン化された債券の譲渡は適格投資家間のみで行われ、セキュリティトークンが譲渡されると所有権が変更されます。
このことにより、投資家がファンドに投資しているという証明やファンドそのものの所有権となります。
Ondo Finance(ONDO)の今後
Ondo Finance(ONDO)の将来性について挙げておきたいと思います。
多額の資金調達に成功している
OndoFinanceは、過去に投資ファンドによってシリーズAラウンドで2000万ドルを超える資金調達に成功しています。
プロジェクト開始直後のベンチャー企業などによる資金調達を指し、ベンチャーキャピタルなどが資金提供に応じています。
このように、外部機関から一定の評価を得ていることがわかります。
CEOを始め開発チーム等が優秀
Ondo Financeの創業者兼CEOであるNathan Allmanは、スタンフォード大学でMBAを取得しています。
前職のゴールドマンサックスでは、機関投資家へ仮想通貨(暗号資産)関連のサービスを提供していました。
また、開発チームは他にも、ヘッジファンドのMilleniumやBridgewater、レンディングプロトコルのMakerDAOの出身者などで構成されていて、これからの開発にも注目が集まっています。
投資信託の一種ですが、一般的な投資信託とは違って取引所に上場しているため、個別の株式と同じように、取引所で売買することが可能です