仮想通貨(暗号資産)のメリット・デメリット
「仮想通貨(暗号資産)は儲かるとよく聞くけれど、実際のところはどうなの?」
「ハッキングとか聞くと安全性には問題ないの?」
という質問をよく受けます。
今回は、仮想通貨(暗号資産)を投資商品として主に見ていきながら、そのメリットとデメリットを解説していきたいと思います。
仮想通貨(暗号資産)のメリット
仮想通貨(暗号資産)の仕組みならではのメリットが挙げられます。
24時間365日取引できる
投資の代表として知られる株式の場合は、取り引き時間は、平日の9時~11時半・12時半~15時まで、とかなり制限があります。
日中に仕事をしていれば、取引はなかなか難しいものです。
年末年始の休みもありますし、日本は祝日も多いので、働く人には株式投資はあまり向いていないと言えます。
FX(外国為替証拠金取引)は日本の祝日も関係なく24時間取引ができます。
仕事から帰宅して、じっくりとトレードを実践することが出来ます。
ですが、土日は休場で、クリスマスや年末年始など、1日~2日ほど休場することがあります。
土日休みの会社員は、まとまった時間にトレードをやりたいということもあるでしょうから、そのニーズには応えられません。
仮想通貨(暗号資産)の取引は、正真正銘24時間365日の取引が可能です。
祝日もゴールデンウィークもお盆も年末年始も世界の祝日も関係ありません。
自分のライフスタイルに合わせて投資することが出来るのは、かなりのメリット言えます。
単純に儲けやすい
たった千円の投資金が1億円以上になる可能性を秘めています。
例えばですが、ビットコインの価値は、10年も経たないうちに数十万倍~数百万倍に膨れ上がっています。
「億り人」という言葉が一時流行ったように、創出されたコインに投資をしてタネを仕込んでおけば、大化けする可能性はかなりあります。
また、そんな先見性がないという人でも、1日のうちでかなり値幅が振れるので、単純にトレードをして大きく稼ぎ出すことが可能です。
株式やFXのトレーダーから転身して仮想通貨(暗号資産)のトレーダーとなり、桁違いの利益を叩き出すトレーダーが数多く存在します。
送金手数料が安くて早い
投資としての仮想通貨(暗号資産)の魅力は、もちろん上記のようにあるのですが、それよりも注目が高いメリットとして、送金の安さ・早さが挙げられます。
最近は、国内の送金でも一定条件を満たさないと、同じ金融機関以外は結構な手数料を取られます。
海外送金となれば、その手数料は少額でも5000円ぐらいはかかってしまいます。
その上、着金までの時間も数日~1週間ほどかかることもあります。
ところが、ビットコインの場合ですと、送金手数料が無料のところも多く存在します。
また、取引状況にもよりますが、すぐに着金が出来ます。
「安くて早い〇〇」を実現しているのは魅力的です。
仮想通貨(暗号資産)のデメリット
物事にはメリットだけではないように、仮想通貨(暗号資産)にもデメリットはあります。
ハッキングのリスク
仮想通貨(暗号資産)はインターネット上の通貨ですので、ハッキングのリスクはあります。
過去には、何回か仮想通貨(暗号資産)の取引所でのハッキング事件は起こっています。
ただし、これは仮想通貨(暗号資産)自体の安全性が崩壊したわけではありません。
「仮想通貨(暗号資産)の特徴」で述べたように、
ブロックチェーンの技術は不正が出来ないような仕組みになっています。
つまり、仮想通貨(暗号資産)を正しくきちんと保管していなかった取引所に問題があったわけです。
現在は、過去のハッキング事件から教訓を得て、どこの取引所も厳重に管理が成されています。
そして、ネットバンキングのように、SMS認証や二段階認証、など、個人で出来る対策をしっかりとやっておけばそのリスクはゼロに近づきます。
取引のやり方によってはリスクが大きくなる
これは、メリットの裏返しになるのですが、動きが大きいので利益も大きくなる反面、リスク管理を怠るとマイナスを被ります。
数少ないトレードで爆発的な利益を叩き出す事もできる仮想通貨(暗号資産)ですから、ハイリスク・ハイリターンとも言えます。
ただ、先程でも述べたように、リスク管理をしっかりとやっておけば、動きが大きかろうが小さかろうが関係ありません。
大損をしている人は、一攫千金に目がくらんで、値幅に振り回されて自滅しているだけです。
リスクを抑えればリターンも少ないですが、大損するよりははるかにいいでしょう。
これは株式やFXと同じ考え方と言えます。
ネットにアクセス出来ないと取引できない
仮想通貨(暗号資産)はネットワーク上でやりとりをしているために、オンライン状態でないと取引や決済が行なえません。
当然、スマホやPCもないとダメです。
ただ、今はネットバンキングを使用するのは当たり前になっていますし、FXではほとんどがネット上、株の取り引きも昔と違って、ネットでの注文を利用しているのが主になっていることは、肌で感じていることでしょう。
日常生活でも、現金を持ち歩かなくなっている人も数多くいます。
クレジットカード・電子マネー・おサイフケータイ・QR決済などの利用で、以前より現金を持つことがかなり少なくなったのではないでしょうか。
ネット環境がないというところは、生活圏ではほとんどないと思いますので、通信トラブルがない限りは大丈夫でしょう。
仮想通貨(暗号資産)はこれからが本番
今は投資目的しか一般のニュースは耳に入ってこないかも知れませんが、それは仮想通貨(暗号資産)の活用のほんの一部に過ぎません。
必ず、大きな波がまたやってきます。
乗り遅れずにこれからも行動を起こしていきましょう。