仮想通貨(暗号資産)Ocean Protocol(OCEAN)の特徴
ブロックチェーンの登場によって、今まで出来なかったことが可能になり、私達の暮らしを大いに便利で豊かにしてきています。
分散型の台帳により、速く安全にデータを共有できるようになりました。
その基本というかお手本のような使い方をしているのが、「Ocean Protocol(OCEAN)」です。
今回は、この「Ocean Protocol(OCEAN)」について解説していきたいと思います。
Ocean Protocol(OCEAN)のアウトライン
発行上限 | 14億1000万枚 |
特徴 | 分散型のデータ共有プラットフォーム |
発行開始 | 2019年4月 |
Ocean Protocol(OCEAN)はブロックチェーンを活用して透明性・信頼性を確保しながらデータを共有化する分散型プラットフォームです。
ブロックチェーンの登場により、透明性・安全性・トレーサビリティを保ちながらのデータ共有が可能になっています。
つまり、あらゆるデータの売買ができるプラットフォームを提供しているということです。
個人や企業がOcean Protocol(OCEAN)を使用して、データをトークン化し売買することが出来ます。
OCEANを持つことで、データに価値を持たせることができます。
例えば、作成した独自のデータや研究成果をOCEANとしてトークン化し、他に売ることが可能です。
逆に、他のトークン化したデータをOCEANで購入することも出来ます。
OCEANの利用により、多くの人が信頼性の高いデータにアクセスできるようになり、AI技術の発展にも貢献することが期待されています。
Ocean Protocol(OCEAN)の特徴
Ocean Protocol(OCEAN)の特徴について挙げていきます。
データの利用と公開が容易
データの利用と公開が容易です。
ユーザーは交換できるデータとサービスで構成される分散型のマーケットプレイスを作成することが出来ます。
このマーケットプレイスはデータのプロバイダーと顧客を繋げることによってデータ自体にリンク出来ます。
そして、誰がデータを購入し所有しているかをブロックチェーン上に記録します。
マーケットプレイスの提供
上記のように、データの売買が可能なマーケットプレイスを提供する機能を実装しています。
NFTのマーケットプレイスのようにユーザーにデータ売買用のマーケットプレイスを提供しています。
ちなみにですが、このマーケットプレイスで交換されたデータは、Ocean Protocolのネットワーク自体に保存されることはありません。
また、ユーザーがデータを購入する際には、自分の求めるデータを、マーケットプレイスで検索し、特定の条件が満たされた場合の時だけ、ロック解除できるパスワードを入手できる仕組みとなっています。
そのため、データの所有者は、誰が購入したのか分からないといったことにはなりません。
ですので、データの所有者も安心感が取引を行える信頼性の高いマーケットプレイスと言えるでしょう。
プライバシー保護の強化
データに価値があるのは誰もが認めるところですが、そのデータの悪用やデータ流出というのは、現代でも大きな問題になっています。
Ocean Protocol(OCEAN)では、セキュリティレベルの高い「Compute-to-data」というものを採用しています。
これにより、データを直接的に共有するのではなく、特定のアクセスだけを許可することが可能になっています。
ユーザーは、プライバシーを守りながらデータを安全に販売・購入出来るようになっています。
Ocean Protocol(OCEAN)の今後
Ocean Protocol(OCEAN)の将来性について挙げておきたいと思います。
データ経済の市場拡大
現代はモノよりもデータや情報にお金をかけるというのが当たり前になっています。
今後もデータや情報はどの業界でも重要な資産であり、個人データの入手や売買も盛んになってくることでしょう。
市場拡大は間違いないところです。
ですので、個人でもこのデータの売買を簡単に行え、透明性もあるOcean Protocol(OCEAN)はこれからも期待できる可能性があります。
AIの進化
Ocean Protocol(OCEAN)はAI技術の進化に寄与することも目指しています。
AIはデータから学習するので、多くの様々なデータにアクセスすることが重要です。
Ocean Protocol(OCEAN)は、データの入手を容易にしてこれらの研究やプロジェクトに役立つデータを提供しています。
AI技術が進歩する過程で需要が拡大していくことでしょう。
モノがいつ・どこで・誰によって作られたのかを明らかにし、追跡できる状態のことを指します