ジェネラティブNFTとは?わかりやすく解説します
NFTアートの中には、アーティストが独自に時間をかけて作成したものもありますが、コンピューターの機能が高性能になっていく昨今、ほとんどをコンピューター任せで作られるNFTアートもあります。
むしろこのタイプの方がメインとも言えます。
それを「ジェネラティブNFT」と呼びます。
今回は、この「ジェネラティブNFT」について解説していきたいと思います。
ジェネラティブNFTとは
ジェネラティブNFTとは、コンピューターで自動で生成されるNFTを指します。
あらかじめ、キャラクターやその配色を設定しておき、プログラムでそれらを組み合わせることによってバリエーションが豊かなNFTを作成します。
大量のパーツを組み合わせ、簡単に作成することが出来ます。
最も人気が高いNFTと呼ばれる「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」もジェネラティブNFTで、猿の素材に服や冠り物、アクセサリーや表情などのパーツが組み合わさって作成されています。
その他、有名な「CryptoPunks」や「CryptoNinja」もジェネラティブNFTでNFTアートの現在の主流とも言えます。
ジェネラティブNFTの特徴
ジェネラティブNFTの特徴について挙げていきます。
低価格
ジェネラティブNFTは基本的に低価格です。
自動的に大量に短時間での作成することが出来るので、安く販売できます。
人気のシリーズ等は数万円以上するものもありますが、数百円から購入可能なものが多く、気軽にNFTアートコレクションを始めることが出来ます。
販売数が多い
ジェネラティブNFTは販売数が多いです。
その数は、数千種類以上もあり、一度に大量のNFTが販売される傾向があります。
ですので、多くのコレクターが購入出来る傾向があります。
人気が出やすい
ジェネラティブNFTは人気が出やすいのも特徴の一つです。
バリエーションが豊富にあり、価格も手頃なことから、ガチコレクターでなくても購入に至ることが多いです。
PFP(Picture For Profile)として使用される
ジェネラティブNFTは、「PFP(Picture For Profile)」として利用されることも多いです。
PFP(Picture For Profile)とは、SNSのプロフィールアイコンにするためのNFTを指します。
元々ジェネラティブNFTは、アイコンに適したデザインやサイズを意識して作成されているので、PFPとの相性が非常に良いと言えます。
コミュニティ意識が強い
ジェネラティブNFTは、コミュニティの意識が強い傾向があります。
運営側だけでなく、コレクターも盛り上げる意識が強く、コレクションの育成する姿勢が見て取れます。
ジェネラティブNFTの今後
ジェネラティブNFTの将来的について挙げておきたいと思います。
2次流通の期待
NFT全般に言えることですが、2次流通が期待できます。
手軽な売買が可能であり、これから人気も確実に上昇してくると言われているので、転売でも利益を上げることが十分に可能です。
商用利用や2次創作の期待
ジェネラティブNFTの多くに商用利用や2次創作が許可がなされています。
ですので、NFTアートを利用したグッズの販売やファン同士での創作などが現在でも活発化しています。
コラボレーションの期待
ジェネラティブNFTに限ったことではありませんが、他のプロジェクトとのコラボレーションも積極的に行われています。
ジェネラティブNFT同士のコラボレーションや企業とのコラボレーションなど、様々な化学反応が期待できます。